原因を突き止め解決する

修理チーム

給湯器の異常や故障

給湯器は、室内ではなく屋外に設置されていることが多くあり目につきにくい場所に設置されていますから、異常や故障が発生してもお湯が出てこなくなるまで気がつきにくいことです。
給湯器の内側から、ポタポタとわずかな水滴が漏れてる程度だとしても目に留めないことが多く、しばらく様子を見てから異常が起きていたり故障してるのではないかと疑うことになります。ほとんどの場合、24時間ずっと何日も続けば、どんどん水がしみわたっていくことになります。
パイプスペースの場合、玄関前などにも水が流れだしてすぐに気づがつく場合もあるでしょうし、大量の水が地面を濡らしたまっている状態になっていて気がつくこともあるでしょう。また、ベランダで水漏れが起こっている場合は、頻繁に出入りする方が多く、洗濯物を干すなどする時にベランダが水浸しになっていることに気づかれるかもしれません。
このような異常や故障が起きる原因は以下の通りですがご参考にしてみてください。

パッキンの劣化が原因
水漏れの原因として多いのがパッキンの劣化です。パッキンは、そもそも接合部に組み込まれているパーツです。しかも水漏れを防止する役割を果たすために劣化や破れたりして、ゴム製品であるがゆえにボロボロになったりすると水が漏れてきます。
原因がパッキンだけで給湯器そのものには大きな異常がなく耐用年数も過ぎていない場合には、パッキン交換をするだけで修理解決できます。
配管の凍結が原因
寒冷地や異常気象時で水が大量にあふれる時には、給湯器に通っている配管の凍結トラブルが考えられます。気温がマイナス4度以下を下回ると配管のなかに残っている水が凍結し、膨張して配管が破裂することがあります。
近年は、大都市圏でも異常気象の影があり雪が降ることもあります。気温がマイナスになる時や霜注意報、寒波到来の予報などが出た時には注意しなくてはなりません。万が一、配管が凍結して破裂する事態になれば修理費用もかなり高額となってきます。寒冷地では水抜きをすることがあたりまえですが、寒冷地でない地域にお住まいの方であれば水道管が凍結してしまった場合にはほかっておけば解決するだろうと考えてしまいがちですが、水膨張が進んでいきますので早急の対応が必要となってきます。

元栓を閉栓したり専門業者にご相談をされるなどして早期解決につとめてください。

給湯器が動かなくなってしまった時にすべきこと

給湯器が動かなくなってしまった場合、以下のような手順を試してみることができます。

電源を確認する
給湯器が電気式である場合、まずは電源が入っているかどうかを確認してください。ブレーカーが落ちている場合は、再度ONにしてみてください。
ガス栓を確認する
給湯器がガス式である場合、まずはガス栓が開いているかどうかを確認してください。閉まっている場合は、開けてみてください。
エラーコードを確認する
給湯器にエラーコードが表示されている場合、取扱説明書を確認してみてください。表示されているエラーコードによって、原因や対処方法が異なります。
修理業者に連絡する
上記の手順を試しても解決しない場合は、修理業者に連絡して修理を依頼してください。専門知識を持っている業者が適切な対処方法を教えてくれます。

修理依頼先
給湯器の修理依頼先は、メーカーのカスタマーサポートや修理業者になります。まずは、給湯器の取扱説明書に記載されている連絡先を確認し、修理や点検の依頼方法を調べることがおすすめです。また、インターネット上には給湯器の修理業者を紹介するサイトもありますので、そちらを活用する方法もあります。修理業者を選ぶ際には、信頼性や実績、料金などを比較することが重要です。

賃貸住宅で給湯器が故障した時の対処法

賃貸住宅で給湯器が故障した場合の対処法は以下のような手順を考えることができます。

●不具合の確認:
給湯器が本当に故障しているかどうかを確認してください。給湯器の表示や動作に異常があるか、お湯が出ない・温まらないなどの症状があるかを確かめます。
●大家さんまたは不動産管理会社への連絡:
故障が発生した場合、まずは賃貸物件の大家さんや不動産管理会社に連絡してください。彼らは修理の手配や対応について助言してくれるでしょう。大家さんや不動産管理会社の連絡先は契約書や入居時に提供された資料に記載されているはずです。
●緊急対応が必要な場合:
もし給湯器の故障が緊急を要する場合(例:ガス漏れ、異常な挙動など)、大家さんや不動産管理会社に速やかに連絡し、緊急対応を要請してください。また、ガス会社や給湯器メーカーの緊急連絡先を事前に把握しておくことも重要です。
●大家さんや不動産管理会社の指示に従う:
修理や交換が必要となった場合、大家さんや不動産管理会社から指示があるかもしれません。彼らの指示に従って、修理業者の手配や工事の実施を進めてください。
●賃貸借契約の条項を確認:
修理や交換に伴う費用負担については、賃貸借契約書の修繕費用に関する条項を確認してください。一般的には故障や損傷が入居者の責任によるものでなければ、修理費用は大家さんや不動産管理会社が負担する場合があります。

重要な点は、給湯器の故障や修理に関しては、速やかに大家さんや不動産管理会社と連絡を取り、彼らの指示に従うことです。また、修理依頼や交換手配などは専門の業者に依頼すること。

修繕費について
修繕費用は、賃貸住宅の場合、一般的には大家さんや不動産管理会社が負担する費用とされています。ただし、具体的な費用負担のルールは賃貸借契約書や法律によって異なる場合がありますので、契約書の条項を確認することが重要です。
一般的な修繕費用の負担ルールは以下のようなものですが、個々の契約内容によって異なる場合があるので、契約書の内容を優先させることをおすすめします。

●通常の修繕費用:
通常の修繕費用は、建物の老朽化や定期的なメンテナンスにかかる費用であり、大家さんや不動産管理会社が負担することが一般的です。例えば、建物の外壁や屋根の修理、共用部の設備や配管のメンテナンスなどが含まれます。
●入居者負担の費用:
一方、入居者が故意や過失によって発生した損傷や修繕が必要な場合、入居者が負担する費用とされることがあります。例えば、水回りの設備の不備による水漏れや詰まり、壁や床の損傷などが該当します。
●修繕費用の明示:
契約書や賃貸借契約の条項には、修繕費用の明示がされている場合があります。明示された場合は、その内容に従って修繕費用の負担が決まることがあります。

重要な点は、修繕費用に関する具体的なルールは個々の契約書や条項によって異なることがあるため、賃貸借契約書をよく確認し、修繕費用についての明確な了解を得ることです。修繕費用の負担に関する不明点や疑問点がある場合には、大家さんや不動産管理会社と相談して解決することが重要です。


完了までの流れ