破片で排水経度を塞ぐ

修理チーム

現場の状況

修理を開始前の状況となります。

【不具合箇所】 排水配管
【作業前の様子】 トイレが流れないと入居者様から連絡がありました。あまりにも排水づまりが多くなってきたので調査依頼をすることを決めて立会いでおこなっていただきたい。

現場作業状況

定期的に排水管清掃をご依頼いただいているお客様からトイレの排水不良の原因を調べてほしいと調査依頼のお電話をいただきました。現場は、賃貸マンションで以前の排水管洗浄をしているときにスタッフが「そろそろ排水管の交換時期です」とご説明していたこともあり排水管の交換もご検討されていたそうでした。
現場で状況を確認すると水が流れはするものの便器内の水位がかなり高くなってからゆっくりと引いていくという状況。水が引いた後は排水口からボコボコと音がしてすぐにでも完全に詰まってしまいそうな状態でした。
この症状は、異物を落とした場合か排水管に詰まりがある時の症状で確率が高いと考えられました。屋外にある排水管点検用の排水マスのふたを開けて確認をすると内部のコンクリートが割れて下に落ち込んでいました。
現在の住宅用の排水マスは塩ビで施工されていますが一昔前の排水桝でしとコンクリート製のものを使用されていました。今回も排水マスはコンクリート製で割れたコンクリートが排水管の勾配不良を引き起こし排水不良の原因となっていました。
そこで割れている排水マスの交換と、古くなった排水管の入れ替えをご提案し破損の原因であることと塩ビ素材が使用されている排水桝に交換をご希望されました。
割れていたのはトイレの排水マスでしたが、お客様から「別の場所の排水マスも一緒に工事したい」というご要望があり行動までの排水経路の入れ替え工事を行うことが決定しました。
施工当日、まずはお隣様にご挨拶して敷地内に土や砂等が入らないように保護(養生)して作業に入ります。土を掘り進め、既存の排水管がすべて見えるようにして排水管をむき出しにできたら撤去するコンクリート排水マスをハンマーなどで砕いて除去し、古い排水管を切断して取り除きます。
そして、新しい排水管をつなぐ時に水が流れて行く先がどんどん低くなるように勾配調整をしながら作業を続けます。つなぎ終わったら水を流して、水漏れがないこと勾配がしつかりとれているかを確認し、土を戻して整地をしてお客様にも排水の流れを確認していただき作業完了となりました。


状態画像13

トイレの配管交換を考える要因

トイレの配管交換を考える要因は以下のようなものがあります。

●経年劣化
トイレの配管は長期間使用することで劣化し、ひび割れや腐食、詰まりなどのトラブルが発生する場合があります。特に古い建物や配管が古い場合は、定期的な点検や交換が必要になる場合があります。
●リフォーム
トイレのリフォーム時には、配管の交換も必要になる場合があります。例えば、トイレの位置を変更する場合や、ウォシュレットの取り付けなど、配管の変更が必要になることがあります。
●改修
配管の状態が悪く、水漏れや詰まりが頻繁に発生する場合は、改修が必要になることがあります。配管を交換することで、トイレのトラブルを解消することができます。
●防水性の向上
トイレの床下や壁の防水性が低い場合、配管から漏水が発生し、水漏れやシロアリ被害などのトラブルが発生することがあります。配管の交換によって、防水性を向上させることができます。

新築:新築の場合は、施工時に配管を交換することが一般的です。正しく配管を施工することで、トイレのトラブルを未然に防ぐことができます。

排水配管の逆勾配とわ

排水配管の逆勾配とは、水が正しく流れずに逆流する状態を指します。通常、排水配管は下り勾配をもつように設計されており、水が自然に流れるようになっています。しかし、配管の施工不良や経年劣化によって逆勾配が生じることがあります。
逆勾配が発生すると、水がスムーズに流れずに溜まり、詰まりや水漏れの原因となる可能性があります。また、逆勾配があると排水系統の中にゴミや汚れが溜まりやすくなり、衛生上の問題を引き起こすこともあります。
逆勾配が発生した場合は、専門の配管業者や水道修理業者に修理を依頼する必要があります。配管の修正や再設置が必要な場合もありますので、適切な専門知識と技術を持った専門業者に相談することが重要です。

補修方法
排水配管の逆勾配の補修方法は、以下のような手順で行われることがあります。

・逆勾配の原因を特定する: まず、逆勾配が生じている原因を特定します。施工不良や経年劣化、配管の移動や変形などが考えられます。
・配管の修正: 逆勾配が生じている箇所の配管を修正します。これには、新たな勾配をつけるために配管を再設置する場合や、特殊な補修部品やパイプライナーを使用して勾配を調整する場合があります。
・配管の再設置: 逆勾配が発生している場合には、配管の再設置が必要な場合があります。古い配管を撤去し、新しい配管を正しい勾配で設置します。
・排水試験: 修正や再設置が完了したら、排水試験を行います。水を流して、正常に流れることや逆流しないことを確認します。

逆勾配の修理は、専門的な知識と技術が必要な場合があります。そのため、専門の配管業者や水道修理業者に依頼することをおすすめします。彼らは適切な診断と修理を行い、問題を解決するための最適な方法を提供してくれます。


修理完了までの一連の流れについて

料金
当社では、電話無料相談を実施しております。また、昼夜の現地への修理対応に迅速対応を心がけております。お伺いして詰まり・水の漏れトラブルなどの箇所を調査したのち事前お見積りをいたします。