保険に含まれる水漏れや浸水に対する補償の確認

修理チーム

お風呂で水漏れを起させないためにできる予防方法

お風呂での水漏れは、住宅にとって重大な問題となり得ます。水漏れが放置されると、床や壁の損傷、カビの発生、電化製品への影響などが生じ、修理が困難になることがあります。予防が最も重要なステップであり、以下にお風呂で水漏れを防ぐための予防方法について詳しく解説します。

1. 設備の定期的な点検
お風呂の設備は定期的な点検が必要です。次のような項目を確認してください。
・蛇口やシャワーヘッド: 不要な水漏れや劣化がないか確認しましょう。
・排水口: ヘアや異物による詰まりがないか確認し、定期的な清掃を行います。
・シーリング: シーリングが劣化していないか、劣化している場合は交換します。
・配管: 可視な部分の配管に亀裂や錆びがないか確認します。

2. シリコンシーリングの適切な使用
お風呂のシーリングは水漏れを防ぐために非常に重要です。適切なシリコンシーリングを使い、以下のポイントに留意してください。
・シーリングの交換: シーリングは経年劣化するため、予防的に定期的に交換します。
・適切な施工: シーリングを施工する際に、均等にしっかりと塗布し、隙間なく密封します。
・乾燥時間: シーリングの乾燥時間を守り、使用前に湿気や水を避けます。

3. 適切な排水管理
お風呂の排水管理も水漏れ予防に重要です。
・ヘアキャッチャーの使用: ヘアキャッチャーを使用して排水口のヘアや異物を防ぎます。
・定期的な清掃: 排水口をこまめに清掃し、詰まりを予防します。

4. 防水シートやコーティングの利用
お風呂周りには防水シートや防水コーティングを施すことで、漏水を未然に防ぎます。
・防水シート: お風呂周りの床や壁に防水シートを敷くことで、漏水が地下に浸透するのを防ぎます。
・防水コーティング: お風呂の壁や床に防水コーティングを施すことで、水漏れを防ぎます。

5. 住宅保険の確認
お風呂での水漏れに備えて、住宅保険に水漏れや浸水に対する補償が含まれているか確認しましょう。被害が拡大した場合、保険を活用して修理や補償を受けることができます。

6. プロの点検とメンテナンス
定期的なプロの点検とメンテナンスを受けることもおすすめです。
・配管業者の定期的な点検: 配管業者によるお風呂の設備や配管の専門的な点検を受け、問題があれば早期に修理します。
・給湯器の点検: お風呂の給湯器も点検が必要です。劣化や異常が見られれば、早めの修理や交換を検討します。

7. 常に慎重な使用
最後に、お風呂の使用においても慎重さが重要です。
・水の使いすぎの防止: 適切な水量を使い、無駄な水の使用を避けます。
・踏み台の使用: お風呂に入る際に踏み台を使用することで、お湯が外にこぼれることを防ぎます。

これらの予防策を組み合わせることで、お風呂での水漏れを最小限に抑えることができます。定期的なメンテナンスや注意深い使用が、住宅の長寿命と快適な生活をサポートします。

スタッフ提言

賃貸住宅で水道修理が必要になったときどうするべきかをお伝えしておきます。トイレ詰まりなど住まわれている方に過失がある場合には、自己負担となります。建物に現任がある場合には、所有者の負担となりますので以下の連絡先にご連絡してください。
賃貸住宅で水道修理が必要になったときには、
●建物を管理する管理会社。または、家主
●水道業者
●保険会社
への連絡が必要となります。
自己の過失や使い方が悪くてトイレ詰まりや排水詰まりなどが起きてしまった時には住居されている方の負担となります。しかし、入居して間もない場合には自己負担することなく貸主側の負担となります。水漏れの原因によっては、修繕や費用負担については管理会社が対応してくれる可能性がありますので水道業者に手配する前にご連絡する必要があります。
また、マンションやアパートの専有部以外で不具合が発生していたら原因が共有部にあるケースもあります。この場合、専有部だけに処置をしても詰まり・水漏れなどが収まりません。原因に対して根本的な解決策をしないと被害が広がって他の部屋にも多大な被害をもたらす恐れがあります。このようにならないためにも気が付いたら管理会社に連絡をして状況について説明してください。休日や夜間は通常の連絡先では対応してもらえないこともあるときには緊急連絡先をあらかじめ控えておくと安心ですし対処方法も事前打ち合わせしておく必要があります。


修理完了までの一連の流れについて